【Android】2024年8月31日よりアプリは Android 14(API レベル 34) 以降を対象とする必要あり
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「アプリは Android 14(API レベル 34) 以降を対象とする必要があります」が出たときの解決方法

Google Play Consoleで「アプリは Android 14(API レベル 34) 以降を対象とする必要があります」が出たときの対処法

ヒーラー
Google Playからのメールで、2024年8月31日以降、新しいアプリとアプリ更新の送信は Android14(APIレベル 34)をターゲットにする必要があるという通知がきた

はじめに

2024年8月31日よりアプリは Android 14(API レベル 34) 以降を対象とする必要あり

GooglePlayにてAndroidアプリを公開しているデベロッパーは、2024年8月31日までに、アプリをAndroid 14(API レベル 34) 以降を対象とする必要があります。

Googleからの通知メール原文は以下のとおりです。

Starting August 31, 2024, new apps and app update submissions must target Android 14 (API level 34), except for Wear and TV OS apps, which must target Android 13 (API level 33) or higher. Existing apps must target Android 13 (API level 33) or higher to remain available to new users on devices running Android OS higher than your app's target API level. To save time and effort, you can use the new SDK Upgrade Assistant in Android Studio. You will also be able to request an extension until November 1, 2024 if you need more time to update your app. Learn more

翻訳すると以下のとおりです。

2024 年 8 月 31 日以降、新しいアプリとアプリ更新の送信は Android 14 (API レベル 34) をターゲットにする必要があります。ただし、Wear および TV OS アプリは例外で、Android 13 (API レベル 33) 以降をターゲットにする必要があります。既存のアプリは、アプリのターゲット API レベルより高い Android OS を実行しているデバイス上の新規ユーザーが利用できるようにするには、Android 13 (API レベル 33) 以降をターゲットにする必要があります。時間と労力を節約するために、Android Studio の新しい SDK アップグレード アシスタントを使用できます。アプリの更新にさらに時間が必要な場合は、2024 年 11 月 1 日までの延長をリクエストすることもできます。もっと詳しく知る

2024年8月31日以降、新しいアプリとアプリ更新の送信は Android14(APIレベル 34)をターゲットにする必要があるということです。そして、既存のアプリの場合は、アプリのターゲットAPIレベルより高いAndroid OS を実行しているデバイス上の新規ユーザーが利用できるようにするには、Android 13 (API レベル 33) 以降をターゲットにする必要があるということです。

問題点

Google Play Consoleの該当のアプリのページを開くと、以下の警告が表示されました。

お客様のアプリは Google Play デベロッパー プログラム ポリシーを遵守していないため、まもなく措置を適用いたします。できるだけ速やかに違反を修正してください。

Google Play Consoleの「公開の概要」ページで赤い「!」マークの警告アイコンで通知されています。

そして、「[ポリシーのステータス]に移動」のリンクをタップして「ポリシーのステータス」ページに移動すると、こちらも赤い「!」マークの警告アイコンで問題の詳細が記載されています。

アプリは Android 14(API レベル 34) 以降を対象とする必要があります。

該当のアプリは、既存アプリのため、Android13(APIレベル 33)が必須になっていますが、Android14(APIレベル 34)が推奨されるため、今回はAndroid14(APIレベル 34)に更新します。

対処方法

対処方法を確認します。

対処方法
引き続きアプリを更新できるようにするには、以下の手順に沿ってください。

Android 14(API レベル 34) 以上をターゲットとするようアプリを更新します。
アプリの新しいバージョンを製品版として公開します。内部テスト、クローズド テスト、オープンテストを使用して、アプリを事前にテストできます。

修正は簡単で、targetSdkのバージョンを34にしてあげればよいだけです。

app/build.gradleのtargetSdkの値を変更しましょう。

android {
    compileSdk 34
    buildToolsVersion = '34.0.0'

    defaultConfig {
        targetSdk 34
        minSdk 24
        ...
    }
    ...
}

久しぶりにアプリをアップデートする場合で、AndroidStudioやAGP、Gradleのバージョンも上がっている場合は、app/build.gradleの記述が変わっている可能性があります。

その場合は以下を参考にしてください。

新たな問題と対処方法

上記対応をして、ビルドしたApp BundleをGoogle Play Consoleにアップロードして、改めてリリースをしましたが、まだ警告の表示が残りました。

ひょっとして、製品版ではなくテストの方の警告なのではと思い、オープンテスト、クローズドテスト、内部テストをそれぞれ確認したところ、クローズドテストでリリースしていたものが残っていました。

このクローズドテストでリリースしたものは、そのままでは破棄できません。

したがって、以下のスクリーンショットにあるとおり、「トラックを一時停止」をクリックして、該当のトラックを一時停止しましょう。

リンクをクリックすると、以下のように確認ダイアログが出るので、「テストを一時停止」ボタンをクリックして一時停止します。

私の場合、クローズドテストが2つあったので、どちらも一時停止しました。

停止完了すると、クローズドテストのページで、該当のテストが「停止中のトラック」に移動していることが確認できます。

これで、終わりだと思って安心していたら、まだ警告が残っていました。
もう一つだけ手順を踏む必要がありました。

「公開の概要」ページで、先程のクローズドテストの一時停止を送信する必要がありました。

審査にまだ送信されていない変更の「◯件の変更を審査に送信」ボタンをクリックして、送信しましょう。

しばらく待てば、警告メッセージは消えることでしょう。


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