実際に音楽を生成してみた感想・出来
よくある感想 - ユーザーの声
Suno AIを利用した多くのユーザーから寄せられる感想をまとめました。
ポジティブな評価
ほんとに人が歌っているぐらいリアル
- v4.5では息継ぎや感情表現が格段に向上
- 特に日本語の発音が自然になった
ボーカルの感情が豊か
- 親密なささやき声から力強いベルティングまで表現可能
- 歌詞の内容に合わせて自動的に感情を調整
メロディは自然で耳に残る
- キャッチーなフックが自動生成される
- プロの作曲家も参考にするレベル
全体的な音のバランスが良い
- ミックス・マスタリングも自動で最適化
- 市販の音楽と比較しても遜色ない品質
実際に試した筆者の感想
DTM(デスクトップミュージック)など特に経験したことのある訳ではない、まったくミキシングに関して素人の私がSuno AIを試した際の率直な感想です。

まずスタイルのプロンプトはどこまできちんと忠実に採用してくれているのかは全体的に疑問です。
まずパート毎の指定は難しそうだと感じました。
男女のツインボーカルの歌に対して、きちんと男女パート分けされた音源を入力しても、生成された楽曲では男女のパート部分が変わってしまいました。
念のため、歌詞の中にも()の括弧書きで男女パートを書きましたが、どこまで効いているかは疑問です。
また別の曲では、大サビを全音高く転調したデモテープを入力して、スタイルのプロンプトにもそのことを書きましたが、大サビで転調はしてくれませんでした。
逆にAメロの時点で強引な転調がされてしまいました。(それはそれで良かったので採用しましたが)
最初から少し凝ったことをし過ぎているのかとも思いますが、パートを指定したプロンプトは難しいのかもしれません。
基本的に私の曲はハモリが伴うので、ツインボーカル前提です。
その中でも単純な重なりではなく、少しずらしたり掛け合うような歌の場合には少し苦戦しました。
男同士の場合と男女の場合があるのですが、どちらもその都度声色が変わってしまうという問題がありました。
これは何度作成を重ねてもあまり安定しませんでした。
ですので最終的にはツインボーカルではなく大勢でのチームという扱いで自分で納得させています。
また、歌詞の読み間違いもよくありました。
まず明らかに読みを変えているものは、()括弧書きで添えておくと読み替えてくれます。
例えば「空間」を「ばしょ」と読ませる歌詞があるのですが、「空間(ばしょ)」と書けばきちんと対応してくれました。
しかし「頼んでいる」という歌詞を「たのんでいる」ではなく「たよんでいる」と読むことがあり、日本語だからか明らかにこの読みでしょと思う語でも少し怪しいときがあります。
「愛してる」を「あいしてゆ」のような読みをする場合もあるそうなので、よく聞いて間違いがないか確認したほうがよいでしょう。
ただしボーカルの歌いっぷりにはかなり満足しています。
裏声に変わるスムーズさや、サビ前などの盛り上がりで声の力強さが増す感じなど細かいところの演出が効くことがあるので、それが当たったときは大満足です。
v4.5からボーカルの品質も大幅に上がったようで、現時点でもかなり恩恵を受けているのは理解しておきたいところです。
v4.5のボーカル改善点:
- 音域の拡大:3オクターブ以上の表現が可能に
- 感情表現:喜び、悲しみ、怒り、穏やかさを自動判別
- 発声技術:ビブラート、フォルセット、グロウルなど多彩な技法
- 多言語対応:日本語の自然さが飛躍的に向上
スタイルのプロンプトにイントロとアウトロにはハーモニカを入れてと指示したのに、無視されることが多かったのは気になっています。
ハーモニカについては音の再現があまり得意ではないのかもしれませんね。
ただサックスを追加した場合には、覚醒されたようにすばらしい演奏をしてくれました。
これは単にガチャで当たっただけかもしれませんが、楽器についても得意・不得意があるのかもしれませんね。
ドラムやベースなどバンドの基本的な楽器については申し分ないくらいだと思います。
エレキギターのソロは、少しメロディーが予想と異なることが多くもどかしさがあったりはします。
どうしても入れてほしい楽器は、スタイルのプロンプトで何度もキーワードとして登場すると採用されやすくなる印象ですので、大いにアピールするとよいでしょう。
生成された楽曲に変更を加えたい場合は、Editから編集することができます。
しかし現段階ではあまり細かい修正はできないと思ったほうがよいと思います。
歌詞の変更はできますが、元のメロディーを再現できなくなったりします。
また、私の場合デモテープよりアウトロが短いケースが多いので、延長すること(延長部分も改めてAIが生成してくれる)が多いのですが、元の曲調を保ってくれることが少なく、かなりやり直しが伴います。
メロディーを挿入した前後のつなぎが自然にいくこともあるのですが、ボリュームがそもそも異なったりあまりスムーズにいくことが少なく、調整にかなり時間を要することが多かった印象です。
ある程度妥協は必要と割り切ったほうが良さそうです。
品質向上のための実践的テクニック
私が実践しているもの以外にも、以下のようなテクニックがあります。
1. リジェネレーション戦略
同じプロンプトでも毎回異なる結果が出るため:
- 最低3回は生成を試す
- 良い部分を組み合わせる(Edit機能使用)
2. プロンプトの段階的調整
第1段階:大まかなジャンルを指定
第2段階:楽器や雰囲気を追加
第3段階:具体的な参考アーティストのスタイルを追加
3. Cover機能の活用(v4.5新機能)
気に入った楽曲を別のスタイルでカバー:
- ジャンルを変更してリメイク
- 同じメロディで異なるアレンジを試す
まとめ
Suno AIは、テキストプロンプトから高品質な楽曲を生成できる革新的なAI音楽ツールであり、2025年5月にリリースされたv4.5により、その機能は飛躍的に進化しました。
最大8分間の楽曲生成、豊かなボーカル表現、複雑なジャンル融合など、プロレベルの音楽制作が誰でも可能になっています。
実際に私がSuno AIを使用して楽曲を生成し、TuneCore経由で各種音楽配信サービスにリリースした経験から、技術的には十分実用レベルに達していることが確認できました。
特に、日本語楽曲の生成においても、v4.5では自然な発音と感情表現が可能となり、商用利用に耐えうる品質を実現しています。
既に6曲ほどリリースしていますが、どれもデモテープで終わっていた楽曲にアレンジを加えてリリースできるレベルにまで仕上げられる技術、そして誰でもサブスクに配信できる時代になったことに感動をおぼえます。
自分で詞をつくり、メロディーをつくり、ハモリや構成を考え、何度もトライ&エラーで試行錯誤してようやくできた曲に命が宿った感覚です。
Suno AIで生成した楽曲を商用利用する際にはいくつかの重要な課題があります。
まず、無料プランでは商用利用が完全に禁止されており、有料プラン(ProまたはPremier)への加入が必須です。
また、AI生成物の著作権については法的にグレーゾーンが存在し、文化庁の見解でも「人間の創作的寄与」の有無が重要とされています。
この辺りを踏まえた上で、100%AI生成な楽曲は制限され、きちんと健全な楽曲が世に広がるのはよいことだと思います。
個人でも魂を込めた曲が誰かに届くということは非常に価値のあることだと思います。
上手にSUNOを活用してよい音楽を育てていきましょう。
関連
関連記事
参考記事
- AI音楽と著作権の最新情報:もっと気軽に楽しむために(2025年6月版)
- Suno v4.5の新機能と4.0からの進化 - うさぎでもわかるAI音楽生成
- 【完全ガイド】Suno AIの料金プランと著作権・商用利用の違い
- 生成AIと音楽業界の未来について - ミュージックバンカー
参考動画
- Can You Upload Suno AI Song on YouTube? (2025) - Tony's HowTos
- How To Make AI MUSIC Video for Suno AI Songs (NEW Method) - Dan Kieft
- どうなる音楽生成AI!?「Suno AI」を作曲家が語る! - HOVERBOARD CHANNEL
筆者のリリース楽曲
- 吉田大輔 - TuneCore アーティストページ
- Apple Music, Spotify等で「吉田大輔」で検索
配信
すべてアコースティックギターと歌とハモリだけのデモテープ音源からSUNOを使用して作成した楽曲です。
ここまで仕上げられるという基準になると思うので、よかったら聴いてみてください。
デモテープで男女のパート分けがきちんとされてましたが、作成ごとにパートが変わってしまって困りました。割とパート分けがうまくいってアレンジもよかったものを採用していますが、少し妥協しています。
デモテープでは大サビで全音転調を入れていたのですが、なぜかAメロの時点で転調されてしまいました。
でもアレンジの質があまりに高いガチャが当たったので、少し癖のあるボーカルは引っかかりつつも採用しました。全体的に満足なできです。
デモテープに割と忠実な設定したので、大幅なアレンジはありませんが、かなりアレンジで曲としての厚みが出たので満足しています。サビ前の盛り上げ方はさすがだと感じました。
歌詞の文字数が1番と2番で結構違いがあるため、デモテープではうまく調整して歌っていましたが、やはりAIに任せると区切りがかなり変わってしまい、歌詞を一部変えたり試行錯誤しました。
ツインボーカルで歌の掛け合い・重なりはきちんと再現してくれたので、その中でもよかったものを、区切りの違和感は妥協して採用しました。
ギター2本(ギターの重ね取り)で作ったインストゥルメンタルです。そのままアコースティックな雰囲気を残したかったので、デモテープに割と忠実な設定しています。自分のギター・ソロのミスまで再現されてしまった感はありますが、ほどよいパーカッションなどで満足しました。
左のRemix版です。
かなりアレンジを強くして曲として厚みがかなり出ています。尺もEditで少し長くしてかなり豪華な曲に仕上がったと満足しています。気分もアゲられる曲に仕上がったと思います。
この記事は2025年8月時点の情報に基づいています。AI技術と法規制は急速に変化しているため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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